毎年3月18日になると、息子をイラク戦争に見送った日を思い出します。あれから丸3年。戦争は今でも続いています。アメリカのイラク戦争は宗派対立を深めるだけで、中近東の政情をますます不安定にしました。多くのイラク人が亡くなりました。このHPでは毎日亡くなったイラク人、アメリカ兵、連合軍兵の戦死者、負傷者が報告されています。

最近では開戦当時と比べると、事態の悪化にもかかわらず、イラク戦争のニュースも少なくなっています。ローカルニュースでは戦死した方の名前も出ませんし、遺族の報道もありません。
私の知る限りでは唯一つ、公共ネットワーク(PBS)が放送している「Newshour with Jim Lehrer」のニュースの最後に戦死した方の名前、写真、年齢、所属部隊名、出身地が一人ずつ、無音で流されます。これが流される度にイラクから息子が無事に帰る事ができた事に感謝すると同時に、この方達の家族の気持ちを考えないではいられません。