今日はFさんからお電話がありました。とても優しい方で、絶対に他人の悪口も言わない、私の大好きなお友達の一人です。

話し始めた事は彼女のお隣さんの事。

お隣さんの大きな木の枝が彼女の庭に沢山垂れ下がってきており、その木に咲いている花が散って、プールの掃除も大変で、困っているとの事。 彼女は木を切ってくれる会社に電話して、予約を取ったのですが、枝を切る為にはお隣さんの地所に入って行かないと切れないので、お隣さんに電話をしたのです。
そしたら、
「勝手に切ったらだめ」
と言われたのです。ところがその後に
「そちらに出ている部分だけでなく、こちら側も全部バランス良く切ったらOK」
と言うんですよ。
彼女が「そしたら経費は半分ずつにしましょう。」
と提案したら、なんと、
「こちらは今のままで全く問題無いと思っている。切りたいのは貴方なんだから、貴方が全部払いなさい。」
ってこうですよ。

普通はですね、お隣さんの木ですから、彼の方が責任を持って、他人の空間に飛び出している枝は切るのがこの辺の常識なのです。

彼女は、
「そしたら、そちらの土地には入らないで、こちらから切れるところだけ切ります。」
と言ったら、
「絶対に切らせない!もしうちに無断で入って来たら、訴える。」
と言うんですよ。

彼女はご主人も病気で大変な時なのに、こんな木一本の事でいざこざを起こしたくないし、だからと言って、枝は切りたいので、
「じゃあ、いいです。こちらが全部払ってバランスよく剪定させますから、木を切らせて下さい。」
と言ったら、お隣さんの声ががらっと変わって、きげんの良い声で、
「それならいいですよ。サイドの塀の扉をちゃんと開けておきますからね。」
ってこうですよ!

彼女はその後、市会議員のお友達(弁護士でもある)に電話して聞いたら、「塀から飛び出している木はお隣さんの物でも切り落とす権利がある。あんたは人が良すぎるよ!」と言われたそうです。

も〜っ 市会議員の方を先に電話すればよかったのに〜。