娘がお昼メッセージを送ってきた。
「この記事読んで。これ私の事だと思う。」
と言って送ってきたのがこちらの記事
タイトルは「Brainy kids' brains develop slowly」
訳すと「頭の良い子供の脳は発達が遅い。」
高知能の子供の大脳皮質は普通の子供と比べると発達が遅く、皮質の厚さが正常に達するまで数年長くかかる。その為、脳の「考える」部分が普通の子供と比べると遅れがちである。

だそうな。

娘は現在、「高知能」には当てはまりませんが、小学校の時は随分「考える」力が劣っていました。
お勉強は嫌い、本を読むのも嫌い、1日中絵を描いたり、パズルばかりしていました。ピアノを習わせたのですが、特別興味を示さない。

小学校の4年生の2学期の面談で、「実は、JちゃんはSRAでF【落第点】なんです。」と先生から言われてしまいました。

SRAというのはアメリカの小学校では殆ど全部が使っている教材で、読解力を深めるプログラムです。この学校ではSRAという時間が毎日1時間あって、1枚のプリントに書かれてある文章を読んで、その後質問に答えるのです。自習なので、読むのが好きな子はどんどん高いレベルに進んでいきますが、うちも娘は殆ど読んでいないらしい。

「毎日1枚は読む」、もし終わらなかったら、「家に持って帰って終わらす」と娘に約束させました。それから時々家に持って帰ったので、一緒に良くSRAを読んだものです。

3学期の面談がきました。私は先生に「Fより下はあり得ないですよね。」と半分冗談で言ったのですが、先生は「実は、今度はFマイナスだったんですよ」。

娘と私は毎日2枚ずつ、SRAを一緒に読む事になったのです。

そんな小学校時代だったのですが、なぜか中学校に入ったら「学ぶ」事が好きになり、高校は卒業の時500ドルのご褒美を頂き、第一志望の大学にも受かり、そこを良い成績で卒業しました。

娘の送ってきた記事と関係あるかどうかは別として、私も娘も暢気な性格で幸いしたのかもしれない。あまり深刻に心配しなくて良かった。