退職してからするようになった事は沢山ありますが、その中の一つに、洗濯物を外で干すようになった事。資源を大切にする為にドライヤーは使わないと言えば、ちょっとかっこよく聞こえますが、本当の理由は、電気代を節約する為と、うちのドライヤーと洗濯機は結婚して直ぐ買ったものですから、まだ動いているのが不思議なくらい、寿命が来てもおかしくない状態なので使いたくない。(笑)

カルフォルニアのシリコンバレー付近は6月から11月くらいまでは殆ど雨が降らないのでとても乾燥しています。真夏は半日で洗濯物は乾いてしまいます。こんなに時間がある主婦が洗濯物をドライヤーで乾かすなんて勿体ない話。 日本では外に洗濯物を干す事は当たり前の事ですが、この辺りでは非常に珍しいです。

ところが一つだけ外に干せない物があります。
それはタオル。
タオルを外で干すと、サンドペーパーみたいに硬くなって、頬を拭くと痛いのです。そしてカパカパになって、たたむ時は、折り紙のようにしっかりと押さえつけなければならない。特に古いタオルは。

理由はアメリカの水道の水がひどい硬水だからです。小学校の頃軟水と硬水の違いを学習しましたが、アメリカに来て初めてその違いを実感しました。タオルは糊をつけたように硬く乾きます。洗濯物だけでなく、シャンプーした後の髪も硬水で洗うとごわごわです。

私も主人もカパカパのタオルでもあまり気にならないのですが、子供達が絶対に嫌うので、タオルだけは今でもドライヤーで乾かしています。

そして硬水を使うのが一番嫌なのはお茶、紅茶。