カスピ海ヨーグルトを始めてから5年にはなります。
5年前に帰国なさったお友達から分けて頂いた種から始めました。その後日本の両親の看病の為、日本とアメリカを往復していたのですが、その時も必ずカスピ海ヨーグルトの種は小さなタッパーに入れて私と供に往復しました。

カスピ海ヨーグルトの前は自然食品のお店で売っているブルガリア菌を種にヨーグルトを作っていました。 暖かいミルクに混ぜて、オブンの一番低温で4時間発酵させるとブルガリア菌ヨーグルトができます。 オブンで作るブルガリア菌ヨーグルトより、常温で発酵するカスピ海ヨーグルトの方が、冷蔵庫から出したミルクをそのまま混ぜておくだけで良いので、とても簡単です。

そもそもヨーグルトを食べるようになった理由は50歳の時たまたま母に付き合って受けた大腸検査で癌性のポリープが見つかったからです。ほんの2mmのポリープでしたが、これを10年ほって置くと1cmの癌になり、その後の進行は早いそうです。

ちょうどその頃大腸を研究している何某の大学教授がテレビ番組で「大腸とビフィディス菌の関係」というテーマでお話をしていました。それによると、何とかと言う物質が若い人の大腸には一杯存在するけど、段々年を取ると、その大腸に大切な物質が60代では30%に減ってしまうというのです。 ところがこの教授は自分の研究でいかにビフィディス菌が大切なのか、分かっていたので、この30年間ヨーグルトを食べ続けてきました。その結果彼の大腸には若い人に劣らない量の何とかという物質があるというお話でした。

癌性ポリープが見つかって、そんな話を聞いたら誰でもヨーグルトを食べなきゃって思うものです。それから私の食生活はお野菜を中心になり、一日に2回はヨーグルトを食べています。そのおかげか、それ以来毎年大腸検査を受けていますが、一度もポリープが出たことがありません。

ところが5年も続けていると、3ヶ月程前からなんとなくカスピ海ヨーグルトの出来に変化が見え始めたのです。まず匂いが違う。 どろっと、ぬるぬるっとした食感が無く、水のようにさらっとしているのです。明らかに前とは違います。それでも一応固まることは固まるので、気にしないで毎日作っていました。 そしたらヨーグルトを食べ始めてから全く無かった便秘が始まったのです。 これはやはりカスピ海ヨーグルトの性質が変わってビフィディス菌も無くなってしまったのかあと思いました。

3日前、お友達に話したら、又新しい種を下さるとの事。 急いで頂きに行き、今は前と同じカスピ海ヨーグルトが出来ています。そして一日3回のおつうじに戻りました。(汚い話ですみません。)

何某教授のお話では腸の弱い下痢気味の人は正常になり、便秘気味の人も正常になるとの事。私はもう5人の方に種を分けて上げました。こうしておくと、今回の様に、自分の種がおかしくなった時、便利でもあります。