今日はとても嬉しい事がありました。
夕べから仕込み始めていたフランスパンがやっと自分の気に入るように焼けたのです。普通の家庭オブン、しかも30年物の古いオブンで、フランスパン専用粉でも強力粉でもない、普通の粉、アメリカではAll Purpose Flourと呼ばれている中力粉で出来た、気泡の沢山入ったフランスパンです。

出来上がりの量:25cmのフランスパン2本
準備:普通のパンか、ピザの生地を成形する前、ゴルフボールの球くらいの生地をとっておいてください。直ぐ使わない場合は密閉して冷凍して2週間程は保存できます。使う前に自然解凍しておきます。

【第1回のスターター(種)を作る:夜の11時頃】
(1)解凍したパン生地を4〜5つに切り、ボールに入れる。 38ccのぬるま湯を加えて5分間置いておく。
パン生地
ぬるま湯 38cc

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(2)小麦粉 58グラム(強力粉と薄力粉と半々でOK)を加えて、木べらでざっと混ぜ、後は手でまとまるまで捏ねる。 この捏ね時間はグルテンを出す為ではないので、ざっとまとまるまで。下の写真ではまな板で混ぜていますが、ボールの中で捏ねる様に混ぜるだけでOKです。
小麦粉 58グラム
2
3
(3)丸くまとめて、ボールに入れて濡れ布巾で覆い、さらにプラスティックで軽くカバーする。 26度〜30度C(80〜85度F)の場所に約8時間置いておく。 温度差で時間差がありますが、翌朝、8時間後は膨れて表面の下に気泡が見えます。触るとべたつきます。 これで第1回スターターの完成。
4
【第2回のスターター(種)を作る:朝8時頃】
(4)上の種にぬるま湯38ccを加えて、へらで5つ位に種を分割する。 5分間置いておく。
第1回スターター
ぬるま湯 38cc

5
6
(5)そこに小麦粉65グラムを加えて、へらでざっと混ぜ、後は手でまとまるまで2分位捏ねる。
小麦粉 65グラム
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8
(6)丸くまとめて、ボールに入れて濡れ布巾で覆い、さらにプラスティックで軽くカバーする。 26度〜30度C(80〜85度F)の場所に約4時間置いておく。 再び膨れて表面下に気泡が見えます。ラップをして冷蔵庫に1時間冷やす。この時点では1時間から8時間冷蔵庫に放置できますが、8時間以上は放置しないほうが良いです。これで第2回スターターの完成。
9
【最後の生地を作る:午後2時頃】
(7)第2回スターターを5つ位に分割して、冷たい水(25度C=78度F) 190ccとドライイースト 小さじ1/2をふりかけて5分置いておく。
第2回スターター
冷たい水(25度C=78度F) 190cc
ドライイースト 小さじ1/2
モルト 小さじ1 (あれば)


(8)そこに小麦粉288グラムと塩 小さじ2弱を加えて、へらでざっと混ぜ、大体まとまったら、捏ね台に出して、さらに5分捏ねる。 普通のパン生地より水分が多めなので手に少し生地が残る感じです。
小麦粉 288グラム
塩 小さじ2弱


(9)大き目のボールにサラダ油をたっぷり塗って、生地を丸くまとめて入れ、濡れタオルとラップでカバーして、26度〜30度C(80〜85度F)の場所に約1時間半置いておく。2倍くらいに膨れているので、そっと生地を取り出す。 取り出すとき、生地はやわらかいのでぐーっと伸びます。一度全部取り出してそれを折りたたむようにして戻す。丸くする必要はありません。 又カバーして今度は45分おいておく。

(10)台に沢山サラダオイルを塗っておく。そっとボールから生地を取り出し、台にのせて、縦2つに分割する。膨れた気泡を丁寧に出来るだけ潰さない様に扱います。 上にサラダオイルをたっぷり塗ったラップをかぶせて20分生地を休ませる。

(11)縦半分に分割した一つの生地を、丁寧に縦半分に折る。ぶくぶくと膨れているので、普通のパン生地の様に、折れませんが、端と端をくっつける様な気持ちで丸め込む。そしてそれをもう一度折る。(丸め込む) この時気泡はなるべく潰したくないので、丁寧に必要な所だけ押えてくっつけて下さい。 生地は持つとぐにゃぐにゃです。粉を沢山ふった台に移して、両手で縦長に希望の長さに伸ばして行く。 丸める時生地全体に粉がつきます。この時の生地は普通のパン生地よりずっと軟らかくふにゃふにゃしています。食パンのパン生地と手触りが違います。水分が多い感じです。

(12)オブンを240度(475度F)に予熱する。成形してから約20分後にクープを入れて、予熱したオブンで15分焼く。

done

slices

レシピをこちらにアップしました:http://www.geocities.jp/anyrecipe2/bread/recipes/mixedstarter_bread.html