夏休みになると孫達に会いに両親が来たものです。 私は仕事をしていたので、母が来て子供の相手や夕食の仕度をしてくれる事は本当に有難いと思いました。  私と違って母は何でも整頓好き。 日本に帰る時はいつも自分の洋服、靴、使う道具などを一つの箱にまとめていました。今日は寝室のクロゼットを整理していたら、母が1991年にまとめた箱が出てきました。中を見ると、日本から持ってきた髪染め、ビゲン、歯ブラシ、ナイトクリーム、カレンダー、メモ帳、鉛筆、お料理の本、靴等が入っています。 カレンダーを見ると、1991年の1月12日に帰国の予定とあります。 両親が初めてアメリカでクリスマス、お正月を共にした年でした。 子供達と一緒にクリスマスツリーを飾った年です。 あれからもう15年。あの時は両親もまだまだ若いと思っていたし、15年後には二人とも居ないなんて誰が想像したでしょう。 親はいつまでも生きて、いつまでも頼れるものと思っていました。 靴は私に丁度いいです。お料理の本も使えそう。 カレンダーとメモ帳は日本から持って来た母の形見と一緒にしてとっておきます。 今日は家の整理をして、昔を懐かしく思い出しました。 母の残した箱