整理をしているとこの数年分溜めていた料理の月刊誌、Saveurが出てきました。

Saveur

この料理雑誌を気に入っている理由は、世界の料理がそのまま紹介されている事。レシピはアメリカ的に変更されていない、現地のまま。と思われる。理由は材料の名が分からない事が多いから。珍しい材料であれば、その説明、仕入先も紹介されています。

で、今日目に留まったのが2004年12月号に載っている天ぷらのレシピ。銀座天一の天ぷらの揚げ方が紹介されているのです。といっても東京を良く知らないばあさんには銀座天一の天ぷらがどれだけ美味しいのか分かりません。

Mr.Suzuki Sumifune トップシェフ

天ぷらと言えば、もうどなたでも作り方はご承知の通りなのですが、ちょっと意外に思った事。

(1) 油はとうもろこしオイルとごま油を8:1で混ぜる。

う〜ん 胡麻油ねえ。

衣に関しては、水を冷たくする事。粉は3回に分けてさっと混ぜる事。粉の塊は気にしない。衣は常に冷たくしておく事…等は良く知られたところです。

では何が銀座天一の天ぷらを有名にするのか…やはり天汁がありますねえ。
材料と分量 4人分:
(1) 出し昆布 15cm (やはり北海道の極上等でしょう)
(2) 鰹節 225cc 
(3) みりん 56cc
(4) 醤油 56cc
(5) 大根おろし 110cc

ここでびっくりしたのが鰹節の量でした。結論:美味しい物を作るのに材料はケチるな。

そして揚げ時間。参考まで。
海老 1〜1+1/2分
アスパラガス 75〜90秒
茄子 2分
帆立貝 1分
しいたけ 60〜75秒