11日間続いた熱波は北カルフォルニアでは一応おさまり、例年の温度に戻りましたが、内陸の南カルフォルニアでは12日目に突入して未だ続いています。

一番死者を多く出したのがフレズノ カウンティーで20人。その隣のスタニスラウスで19人。ベーカーズフィールドがあるKern Countyで8人の死者。フレズノでは今日も警察が一軒々回って死者が出ていないか確認をしています。殆どのカルフォルニアが12日目に温度が38度まで下がったにも関わらず、フレズノは今も40度を下らず、ベーカーズフィールドに至っては40.5度が続いてるそうです。


老人ホームの冷房が壊れた為に亡くなったお年寄りや、避難出来なかったホームレスの方、庭仕事をしていて熱射病で突然亡くなった庭師の方、11日間で98人の方が亡くなりました。現在死因が確認されていない為、死者の数はニュース元で数人の違いがあるようです。

被害は人間だけに止まらず、果物やナッツが枯れ、カルフォルニアの果樹農業にも影響し、酪農業でも毎日何百頭の家畜が熱射病で死んだそうです。

今日は75箇所の避難所を作っているというニュースがありました。冷房が壊れた老人ホームの住民は早く避難所に入るよう勧告しています。もちろんクーラーの無い人達も。

来年はどうなるのでしょうか。
地球温暖化は人間の予測しないスピードで進んでいるのでいるとしたら。
まだまだ続く夏。今後が不安です。

カルフォルニアの被害地図