アメリカに住んで30数年。お店の店員さんのサービスの悪さ、レジののろさ、サービス業の電話の対応の悪さ等等、日本との違いに戸惑ったり、腹立ったり色々ありましたが、住めば都で、そんなものにもぜ〜んぶ慣れてしまいました。

ところが今でもなかなか慣れないものがあります。
それは単位。
いつまで経っても長さの単位、温度の単位、重さの単位等の換算が早く出来ません。たまたまコンピューターの所に居る時は、単位換算をしてくれるサイトがありますから、インターネットで直ぐ計算ができます。ところが外出して会話をしている時に、今アメリカのガソリン代はリットルいくらなのと聞かれても、答えを出すのに幾つかの計算をしなければ咄嗟に答えは出てきません。

アメリカは工業国でメートル法を用いていない唯一の国です。
1975年にメートル法を用いる事が議会で可決されその為の予算も組まれたのですが、施行方が緩和で国民から受け入られず、段々うやむやになり、1982年には予算と共に完全消滅してしまいました。いつcmの定規が出てくるのか首を長くして待っていたのですが。

長さに関してはインチとフィートが使われます。1インチ=2.54cm これ以上短い時は1/2インチとか、更に短い時は1/16インチとなり、インチ(2.54cm)以上に短い単位がないのです。信じられますか? ミリで測れないのが今でも不便に感じます。

今日は娘が2年前から始めたバースルームの壁紙貼りでした。私が用事で日本に長期滞在していた時にバースルームの壁紙を全部剥いでくれました。今まで放置してあったのです。

壁紙

トイレ使用不可
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