家から10分歩くと鉄道線路があります。
山のセメント工場にまで繋がる線路。
時速20キロで走る古い汽車がセメントは運んで一日2往復するだけの静かな線路です。

線路

この線路沿いにブラックベリーの木が生えています。
冬から春にかけて雨が降り、ブラックベリーの周囲は雑草で綺麗な緑に包まれます。
そしてブラックベリーの花が開き、大分暖かくなると小さなブラックベリーの実が沢山ついています。

ブラックベリーの木

7月に入るとブラックベリーは真赤になり、夏の太陽を浴びて更に黒くなってきます。その頃には雨が降らないので雑草は茶色の枯れ草と化します。

木

今年は6月のローカル新聞に、鉄道線路の空き地に除草剤を撒いたとニュースが載っていました。どうして今年は草が一本も生えてこないんだろうと不思議に思っていたところでした。どうせ6月には枯れてしまう草です。除草剤の必要が無いからまさかとは思いましたが、そのまさかでありました。

この20年ここのブラックベリーを取るのが楽しみでした。以前はデートナットの木も沢山あり、母と良く摘みに来たものです。今年は、美味しそうに生っているブラックベリーを横目に見ながら素通りです。

ベリー

この近くに小川が流れています。周りの家も家庭菜園をしています。土に一杯しみこんだ除草剤は本当にこの空き地だけに止まるのでしょうか。

追記:
下は2004年夏の写真、枯れた雑草が残っています。

2004年の夏

下は昨日の写真。雑草は全く無し。

昨日の写真