と言えば、勿論英国でアルカイダの航空機爆破計画を事前阻止して、24人の身柄を拘束した事が重大ニュースになっていました。これはテレビのニュースでも夕べから大きく取り上げられていますが、私にとって、もう一つの大きなニュースがあります。

アルツハイマー病を引き起こすベータ・アミロイドというたんぱく質をやっつける物質が発見されました

アルツハイマー病は脳にベータ・アミロイドというたんぱく質が蓄積して、脳細胞がだめになってしまうという病気である事は大分前から確証されています。

で,今日の大発見はそのベータアミロイドを除いてしまう物質が分かった事です。その物質は「HSF-1」と呼ばれる物。
その他に、「DAF-16」という物質も発見され、それは小さな沢山のベータアミロイドを一つにまとめて、進行を遅らす効果がある物質だそうです。

歳を取ると「HSF-1」と「DAF-16」が少なくなりベータ・アミロイドが溜まってしまい、アルツハイマー病を引き起こします。

以前は解剖してベータ・アミロイドの蓄積を確認しない限り、アルツハイマー病は確認できないと言われていましたが、今は解剖しなくてもアミロイド分布を PET 画像で確認できるようになっています。このテストはアメリカでは個人の希望で簡単に受けさせてくれません。理由は保険問題が絡んでいる事とその他に、今のところ治療法が無いので、あまり早く知る必要は無いという、体制の姿勢でありましょうか。

一日も早く完治できる薬が出来る事を祈ります。