アメリカには日本のように国民健康保険がありませんから、個人で健康保険会社を選んで、個人で加入します。65歳以上にならない限り、国からの援助は全くありません。会社に勤めれば、会社が何割か負担してくれますが、小さい会社になれば、カバーするのは本人だけでその家族には適応しないとか、かなり厳しいのが現状です。

私達夫婦はカイザーという総合病院の保険に入っていますが、二人で月々の支払いは病院に行っても行かなくても800ドル(約9万5千円)。病院に行けば、Copayといってその都度一回50ドル(約6000円)それに血液検査をすれば10ドル(1190円)。そして処方箋の薬は全額自費払いです。

私は定期検査が大好きですが、アメリカでは余程状態が悪くない限り先ず、胃カメラ、大腸カメラはしてくれません。50歳になったら、無料で1度、直腸だけをカメラでみてくれますが、大腸全部ではありません。

それで、私の日本に来る楽しみの中に胃カメラ検査と大腸カメラ検査があります。
数年前胃カメラでピロリ菌が検出され、10年前に大腸カメラで癌性ポリープがみつかったからです。

アメリカの医療費はなぜあんなに高いのでしょうか。最近ブルークロス社の社長が十数億の退職金を取った事に非難の声を聞きましたが、アメリカの健康保険は毎年ロケット並みの上昇率です。

南風病院

もしアメリカだけの生活だったら、私の寿命短かったかもですね。
日本人の寿命が世界で一番長いのはここにも理由があるのでしょう。
今日は胃カメラでした。