チビ(10歳のトイプードル)のアレルギーがひどくなってお腹の辺りの毛が抜けています。それ程痒がってもいないのですが、抜け毛が気になって午後獣医に連れて行きました。
ペットクリニックの駐車場に着くと隣に一足早く止まった車から親子3人が出てきました。ご夫婦は50代、息子さんは20歳くらい。奥様はご主人から抱えられるようにしてペットクリニックの方に歩いて行きました。
私は運転中に聞きかけのニュースを聞き終わると、1足遅れてチビを抱いてクリニックに入っていきました。カウンターには先ほど見かけたご主人と息子さんがナースを待っています。私は二人の後ろに立って静かなクリニックの待合室でチビを抱きながら自分の番を待っていましたら、私の後方で女性の啜り泣きが聞こえました。振り返ると先ほどの奥様が毛布に包んだ犬を抱いて座っています。きっと犬が大変な病気で悲しんでいるのだろうと思いました。
長い沈黙の後、やっとナースが受付に現れて、私の前に待っていたご主人に「準備ができましたよ。痛みは全然無いので心配しないで。あとは火葬で良いのですね。看取らなくても良いですか。」と言いました。
「痛みが無い…火葬…看取る」の言葉で私はなぜ後の奥様が泣いていたのか分かりました。そのナースの言葉で奥様は声を出して泣き始めました。思わず私も声を出して泣き始めました。その後ご主人は彼女の抱いていた犬をそっとナースに渡したようでした。私はチビに顔を埋めて泣いていました。そしたらその部屋で待っていた他の人達も皆泣いていました。
安楽死を選ぶのにはそれなりの理由があったのでしょう。もしもし自分が同じ境遇に直面したら、最後までペットを抱いていたいと思いました。今日は思い出す度に涙がとまりません。
追記:アネッサさん、これが例のタオルです。多分広げたら正方形のハンカチタオルになるのではないかと思っています。解く時どう折ってあるのがよく見ておきます。
ペットクリニックの駐車場に着くと隣に一足早く止まった車から親子3人が出てきました。ご夫婦は50代、息子さんは20歳くらい。奥様はご主人から抱えられるようにしてペットクリニックの方に歩いて行きました。
私は運転中に聞きかけのニュースを聞き終わると、1足遅れてチビを抱いてクリニックに入っていきました。カウンターには先ほど見かけたご主人と息子さんがナースを待っています。私は二人の後ろに立って静かなクリニックの待合室でチビを抱きながら自分の番を待っていましたら、私の後方で女性の啜り泣きが聞こえました。振り返ると先ほどの奥様が毛布に包んだ犬を抱いて座っています。きっと犬が大変な病気で悲しんでいるのだろうと思いました。
長い沈黙の後、やっとナースが受付に現れて、私の前に待っていたご主人に「準備ができましたよ。痛みは全然無いので心配しないで。あとは火葬で良いのですね。看取らなくても良いですか。」と言いました。
「痛みが無い…火葬…看取る」の言葉で私はなぜ後の奥様が泣いていたのか分かりました。そのナースの言葉で奥様は声を出して泣き始めました。思わず私も声を出して泣き始めました。その後ご主人は彼女の抱いていた犬をそっとナースに渡したようでした。私はチビに顔を埋めて泣いていました。そしたらその部屋で待っていた他の人達も皆泣いていました。
安楽死を選ぶのにはそれなりの理由があったのでしょう。もしもし自分が同じ境遇に直面したら、最後までペットを抱いていたいと思いました。今日は思い出す度に涙がとまりません。
追記:アネッサさん、これが例のタオルです。多分広げたら正方形のハンカチタオルになるのではないかと思っています。解く時どう折ってあるのがよく見ておきます。

コメント
コメント一覧 (32)
チビちゃんのアレルギーは大丈夫ですか?
安楽死は余程の理由が無い限り選びたくないです。両親が飼っていた犬は母の膝の上で息をひきとりました。私も最後まで看病したいです。
返事を書き忘れました。チビは1週間半ステロイドの治療をする事になりました。ステロイドは怖い薬ですから、好きではないのですが、一時的な治療なので飲ませています。禿げたところは又毛が生えてくるそうです。
彼女は、足を悪くしていたらしく動くたびに"激痛"が襲っていたそうです。お医者さんも治療の手段がないかったそうで致し方なく選んだそうです。
私の大叔母の飼っていた犬(享年10才)は、脳梗塞で身動きも取れない状態でした。お医者さんからも"安楽死"を薦められたそうですが大叔母は選びませんでした。
犬の様態もありますが、人それぞれですね。
実家のミーちゃんは、最後まで元気で老衰で亡くなってくれてよかったななんて思いました。
チビちゃんのアレルギーは大丈夫ですか?
***
ドイツもお皿に色んなものを盛り付けて食べますよ!
だからみんな大きいのでしょうか?
長いコメントになりました。
でもどうにもできません。。。
延命治療はしたくはないけど、かといって安楽死は選びたくないですね。
難しい問題です。
もしかしたら、その場合は安楽死を選んでしまうかも。
でも人間の勝手で飼えなくなったからといって、捨てたり、安楽死にするなんてのは、許せないですね。
それにしてもそのご家族にすると Thanksgivingどころではありませんね。この記事を読んでいるだけで、お気持ちを察してとても気の毒な気持ちになりました。それを考えると私は獣医さんで働けないな〜なんて思ってしまいました。
私もコニーが病気になったら看病したいけど、彼女がとても苦しい思いをするならやっぱり 安楽死を選ぶのかな〜なんて、考えさせられました。
うちもこんな日がいつかは来るんですね。
想像するだけで涙が出てきます。
アメリカは安楽死が認められているんだったでしょうか。死に対する考え方は、それぞれの倫理観によっても異なるかもしれません。私は自分の家族を安楽死させられるか未だ想像もしたことがありませんでした。できないような気もします。
いずれにせよたまらなく切なく悲しい出来事です。
チビちゃん、早くよくなるといいですね。
今日のお話で、自分の腕の中で死んで逝ってしまったあの子の事を思い出しました。
来る日も来る日もこの子の事を忘れる事ができません・・・・
最近の事ですが、下の娘に動物はどうして寿命が短いの?と聞かれました。
やっぱりその時も涙が出てきました。
チビちゃん、早く良くなりますように・・・
毎日、祈っていますね。
ドイツもペットの安楽死はあるんですね。
オレゴン州はアメリカでペットではなく人間の安楽死が許可されている唯一の州ですが法廷が未だ許可をだしていないようです。悪名高いカボーキアンももう数年は安楽死を実行していないみたいです。
安楽死は悪用されると怖いですね。ペットにもいえる事です。自分のペットがあまりにも苦しんでいたら…その時にならないと分かりません。
日本では私が幼少の頃はペットの安楽死なんてありませんでしたね。どのペットも自然に死ぬものとおもっていましたけど、アメリカで安楽死を知った時はびっくりしました。自分の死を考えると、あまりの苦しみよりは安楽死したいという気持ちはあります。どこまでが正当化されるかというのは難しいところですね。
でも、苦しみから抜き出すことが出来たのはなによりです、
本当にそうですね。この前アンさんの所で取り上げていたブリーダーの無責任さとか、虐待を思うともっと切なくなりますね。
安楽死は人間の願うところでもありませんか。勿論反対も多いですが。私は非常に勝手ですが、他の人には安楽死はさせたくないのに、自分は安楽死したい気持ちもあります。でも結局は最後まで一生懸命生きると思いますけど。
日本は今日が感謝祭でしたね。祝日にこんな事を書いてすみません。アメリカは明日が感謝祭。今夜は遅くまでお料理が続きそうです。Ziggyさんのパンプキンクリームチーズパイが美味しそうで私も作ってみました。最後に白のクリームチーズをマーブル模様にしようとおもったのですが、クリームチーズが硬すぎて(クリームを加えて柔らかくしたつもりなのに)奇麗なマーブルになりませんでした。研究の余地アリです。
本当に。うちもいつかこんな日が来るかもしれません。悲しいですね。
人間の安楽死はアメリカではカボーキアンという医師をめぐり、大問題になった時期がありました。勿論アメリカでは許可されていません。オレゴン州はパスしたのですが、法廷は許していないようです。
犬も人間も老衰で静かに終えられたらどんなに良いでしょう。命を終えることには壮絶な戦いがあるような気がします。怖いです。
犬の10歳ってもう歳のようです。
最近は時々背中や手術した足が痛そうにしている時が多くなりました。15歳までしか生きないなんて本当に短い。あと5年とか思い始めたらとてもつらいです。考えないようにしてます。
ペットを飼うのは楽しいけど、お別れがつらいですね。1989年に最初の犬を亡くしました。もうペットは欲しくないと思いましたよ。それから喉元「過ぎれば」で7年後にまたこのチビを飼いました。毎日可愛がらなくちゃって思っています。
苦しみから開放されたと思わなくてはですね。本当に解放されたのですから。苦しんでいるのを見るのも辛いです。
猫も犬も14歳って多いですね。私のお友達の猫も犬も14歳でした。そう思うとチビはあと4年、毎日抱きしめてやりたいです。生きている間に一生懸命可愛がってやろうって思います。
その日を決める…なんて辛い役目でしょう。
てつ君は17年歳で老衰でしたか。私が知っている限りでは最高年齢です。はなさんの育て方が良かったのでしょう。ちびも17歳まで生きてくれたらあと7年ある!
10年経つの早かったです。この前まで子犬だったのに。小さくてちいさくて、最初の日は夫の靴の中に入って寝ていました。これからも元気でいますように。
冷凍のラズベリーとても便利ですね
長く生活を共にしたペットは家族同然ですものね。
様な最期でした。苦しまず眠る様に・・・。今5才のマロンが病と闘っています。
9kgあった体重が4kgにまで減りました。時々苦しそうに嘔吐を繰り返します。
見ていて辛いです。でも最後の最後まで一緒にいたいのです。
安楽死・・・難しい問題ですね。もし、マロンがもっと苦しんだら?苦しみから解放
させてやりたいと考えるかも知れません。でもやっぱり私の腕の中から離したくない
ですね。
チビちゃんのアレルギー如何ですか?早くよくなるとよいですね。
冷凍のラズベリーは確か鹿児島の生協でもみました。便利ですね。夕べのベリーパイはどうもでんぷんを入れ過ぎたみたいです。アイスクリームでごまかしましょう。やはりちゃんと計ってレシピどおりにしなくてはです。
ペットを飼った事のある方は同じ様な経験をしているのですね。昔のペットの飼い方と今の飼い方と大分変わったような気がします。今は家の中で飼う事が多いので、それだけ家族の絆が強くなるのでしょうか。私が幼少の頃は犬を家の中で飼うなんて考えられない事でした。
19歳って猫の寿命ではとても長いですよね。丈夫な猫だったのですね。マロンちゃん、4kgになってしまったのですか。ご心配ですね。ペットが病気で辛そうにしている時は、こちらもつらいです。
アメリカで自分のペットが死んでからも全く同じペットがもてるようにコロン産業(DNAから同じ生き物を作る)があって猫を再生した方がニュースになっていました。これで出来た動物は長生きしないとか聞くと、こんな方法でいくら愛しいからと言っても長生きしない動物を再生して哀れな事だと思いました。関係無い話になってしまいましたね。すみません。
生き物だって死にたくないんです。医療介護も日進月歩、御互いに長生きして欲しいものですね。可愛らしいお墓に、感じいりました。🐶🐱✨