先週訪れた宝酒造はバークレー市の下町、サンフランシスコ湾の近くに位置しています。昔この辺りは車の修理工場が並んでいたのですが、今は殆どが廃屋となり、治安も悪く昼間も一人歩きは危険な場所でした。15年程前からこの廃墟と化した西側の町を活性化しようという計画が起こり、数年前に出来たのが昨日お見せしたバークレー4番街なのです。

その生まれ変わった4番街の近くに宝酒造があるのですが、未だ町作りはここまで届いておらず、4番街から3ブロックも歩くと、昔を偲ばれる建物が散在しています。

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宝酒造は鉄道線路に沿って広がっており、線路側の工場の壁はグラフィティで一杯

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昔レストランであったであろうと思われる建物も廃墟であったり、廃墟の様な建物がレストランであったり。

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シリコンバレー、サンホゼ市へ通じる880号線は宝酒造からも直ぐ近く、サンフランシスコ行きとサンホゼ行きの分岐点では何時も渋滞。この880号線が1989年の大地震でぺちゃんこになった高速道路です。

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これが当時の折れた高速道路。写真はここからお借りしました。

1989

昔のダブルデッカー(2層)どころではなく、4層にも重なる高速道路の上は30階位の高さ。アメリカの高速は足がひょろひょろで道路は薄っぺら。こんな高速で大地震には大丈夫なのだろうか。

新しい高速

宝酒からもっと海岸に出るとヨットハーバーがあり、ここから見えるサンフランシスコ湾、対岸の丘陵に繋がる金門橋と夕日は幻想的でもあります。

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アメリカはどの町に行っても富と貧の格差をみせつけられます。日本でも最近、勝ち組と負け組みなんて言葉を聞きますが、この貧富の差は日本よりもず〜っと歴史が長いのです。