今日は何故か遠い遠い昔、高校生の時の出来事を思い出してしまいました。
そうそう!先日Tenchanさんの女生徒の制服の丈のエントリーを拝読したからでしょうか。

私の高校は公立で受験校でした。男女共学でしたが、鹿児島の事です。それはそれは先生も校則も封建的で、男生徒は全員坊主。当時の鹿児島の高校生は何処の学校でも全員坊主でした。1960年代のお話ですがその頃でも坊主は全国でも鹿児島だけだったそうです。3年生は受験があるので県外に出ます。いくらなんでも思春期に都会に出て行く時坊主では可哀相だと先生方のご理解があったのでしょう。3年生の3学期からは髪を伸ばしてもOKだったのです。

女生徒はと言えば、勿論スカートの長さ、床から30cm。パーマは厳禁。ストッキングは黒。ベージュはダメ。Tenchanさんのお話のように規則を破るってあり得ないお話でした。

私のクラスは55人中、女生徒は8人。私の前も後も男ばかりです。生物の授業中に先生がプリントを前列に配って、受け取った人は列の後の人に回さないといけないのですが、その日は偶々私の前に座っていた男生徒が欠席だったのです。私は立ち上がって一つ置いた前の人からプリントを受け取りました。そして2人分のプリントを取って後に回したのです。欠席している人には明日渡してあげようと思って。

そしたら先生は何と言われたと思いますか!!!

大声で
「Chiblits君!プリントをS君に渡してはいけないよ!それはA君に頼みなさい!異性が紙を渡すのは恋文と間違えられて変な誤解を招くから止めなさい!」

クラス中の前でお説教されたのです。私はその時この高校には居たくないと思いそれからアメリカに行く夢が膨らんでいったのです。高校1年生の時でした。

今の鹿児島の高校生はどうなんでしょうか。

現在の余りにも自由な雰囲気を見ると昔の厳しさも良かったような気もします。