もう10年以上前の話になるのですが、私達夫婦が散歩に行く鉄道線路沿いにハービーさんという65歳位の元税理士さんがバラ園を作っていらっしゃいました。法律上ではその線路はセメント工場の土地でしたから、彼は他人の土地にバラを植えていた事になります。

このハービーさんはパラが大好きで自分の庭をバラで埋め尽くした挙句、それでも物足りず、自宅の前に塀を越えて広がる鉄道線路沿いまでバラを植え始めたのです。数年するとバラはどんどん増えて、その辺りはバラ公園のようでした。

ところがそれでも物足りなくなってシリコンバレーから遠く離れたタホ湖に近いところに大きな土地を買って引越しする事になったのですが、線路沿いに植えたバラの大移動がさあ大変!

500本のバラを掘り返して移動するのは大変なのでサラトガ新聞を通して売る事になりました。我が家の庭のバラは全部鉄道沿いのバラを引っこ抜いて持って来たものです。

かなり大きく成長したバラが一株5ドル(550円)という格安のお値段でした。

その中で私が一番気に入っているのはSexy Rexy(セクシーレキシー)。
元茎から沢山枝分かれして一度に沢山の花を咲かせるフロリパンダ種。
毎年花が開く前に切って、ドアの取っ手に吊るして乾燥させるととても素敵なドライフラワーになります。下の花束はたった2本の茎を切っただけなのに、こんなに沢山蕾がついているんですよ!

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