オレンジマフィン

Norioさんからオレンジマフィンが膨らまなかったというコメントを頂いたので早速オレンジマフィンを作ってみたのですが、私のオレンジマフィンもブルーベリーマフィン程は膨らみませんでした。因みに作り方とレシピはこちらです。これも低脂肪のマフィンです。

アメリカンマフィンの作り方のコツを調べてみました。

(1)ベーキングパウダーの種類を確認する。

ベーキングパウダーには色々な種類があります。cream of tartar(酒石英)がベースの シングル-アクティング・ベーキングパウダーの場合は水分と接触すると直ぐにそして短時間に泡立ってしまうので、粉類と水分を混ぜる時は短時間(数秒で)混ぜて充分に予熱したオブンに直ぐ入れて焼きます。

ダブルアクティング・ベーキングパウダー(これが一番一般的に使われている)の場合は水分に接触して泡立ち、更に温度が上がる事によって膨れます。

重曹(ベーキングソーダ)だけでは膨らむ力は全くありません。重曹は酸と接触して初めて反応を起しますから、重曹を使う時は酸性の材料を入れる必要があります。鹿児島のふくれ菓子に重曹とお酢を入れるのはその為ですね。因みにアメリカの重曹と日本の重曹はかなり違うようです。アメリカの重曹で鹿児島のふくれ菓子を作ったら苦くて食べられませんでした。アメリカの重曹は量を控えめにしたほうが良いようです。

どのベーキングパウダーでも、水と接触する時から泡立ち始めますから混ぜる時は手短に、私のアメリカの本には10秒から20秒で混ぜ終えると書かれています。(電気のミキサーは避ける)少々の塊は気にしないでいいです。

(2)ベーキングパウダーが新しい事を確認する。
種類によっては湿気がくると効果がなくなってしまうベーキングパウダーもありますので、未だ効力があるかテストしてみてください。ベーキングパウダーに水を加えた途端にぶくぶくとなればOKです。

(3)粉類は良く混ぜて2度振るいにかけておく。
こうしておくと10〜20秒で均等に混ぜやすくなります。

(4)粉と液を10〜20秒で混ぜ終わる。
泡だて器よりもへらの方が良いみたいです。

(5)オブンを充分に予熱しておく。
10〜20秒で混ぜたらさっと焼けるように準備しておきます。時間が勝負です。


ダブルアクティング・ベーキングソーダにはアルミが使われています。
未だ試した事はありませんが、私の本「Joy of Cooking」には手作り膨らし粉の作り方が載っていました。アルミが入ったベーキングパウダーは使いたくないと思われる方に:


●cream of tartar 小匙2
●重曹(bicarbonate soda)小匙1
●塩 小匙1/2

これはアメリカの1カップの小麦粉に必要な量です。アメリカの1カップは236.5cc。重さでは約130〜140g。

鹿児島のふくれ菓子の作り方をみるとかなり上の分量に近いですね。cream of tartarの代わりにお酢が使われています。

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