来客の時によく感じる事ですが、普段美味しい〜っと思って食べているお料理が来客の時に限って特に美味しいと感じない時があります。

原因は充分に分っています。
来客の時は皆が席について、ホストも揃わないと食事が始まらないので、食べ頃を逸してしまうからです。

７時にお食事と計画を立てていても、先ず７時に現れないお客様も少なからず。これはもう問題外！だけど、Ｃｈｉｂｌｉｔｓの仲間にはこういう人が多いんです。それで７時は一応集合時間、お客様がみえてから、火をつけたりという部分もあるのです。

それでも、

「はい、お食事が出来ましたから皆さんダイニングルームへ」といっても、なかなか立ち上がらない人もいるし、話がはずんでいれば、席につくまで５分なんて直ぐ過ぎてしまいます。座席についてからも、ホストがまだ立っていれば「食べろ」と言っても絶対に食べ始めないし。

揚げ物等は特に揚げたてと、１０分後に食べるのとでは美味しさが全然違う。焼き物にしても、表面がバリパリのお野菜でも５分も立つと上に水分が上がってきて、違うものになってしまう。先日のオリーブ油をつけてぱりぱりに焼いたフランスパンも赤パプリカペーストを塗って５分も置いておくと、パンがしなしなになってサンドイッチが台無し。

春の帰国で、名古屋の旧友を訪ねた時、２回連続でお夕食にお呼ばれしましたが、ご主人様が大変にお料理好きで、私と旧友は先にテーブルにつき、ご主人様はず〜っと台所でお料理し、できたものを直ぐテーブルに運んでくださるというおもてなしでした。

これが本当のおもてなしで美味しい食べ方だと感じ入りました。

今度お客様がある時は、
「私は作る人、あなたは食べる人」
と宣言して、
私は台所でお料理を楽しまさせてもらうことにしましょう。
そして「作る人」には話しかけないで。頭がこんがらがって、冷蔵庫に作っていたものを出しそびれる事もあるから。

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あっそうそう。
夕べの春巻きね、お食事が終わる時に「美味しかった」と仰ってくださいましたよ。春巻きは良かったんだけどね〜茄子の味噌炒めがね〜これはお鍋に置いたまま時間が経ち過ぎたせいだと。（爆）
そうなの、この茄子の味噌炒めで今日はこの話になったの。