遅い夕食の片づけが終わった夜の10時ごろ、Chiblits家にはやおら人が集まってきます。とは大袈裟な話で、三連夜映画好き人間が二人。
夜の10時から映画鑑賞なのです。

鑑賞するのはチャールズ・ディケンズの大長編小説、「Bleak House:荒涼館」をBBC(英国放送協会)がテレビ向けにシリーズ化した映画。 3枚のDVDに収録されたシリーズは15話に及びトータル465分、7時間と45分。小説もろとも長時間シリーズのテレビ:映画です。

イギリスのヴィクトリア朝を背景に遺産相続に絡む登場人物が描く人間愛、貧困、階級、殺人。主人公エスターの出生の秘密から殺人のミステリーまで、5話を過ぎた辺りからは、8時間をぶっ通しで観たいところをぐっと堪えて夜中の12時半に解散。

これはお勧めです。

bleak Houseオフィシャルサイト

BBC(英国放送協会)は映画の作り方が実にうまい。
主人公、エスター役のAnna Maxwell Martinは決して有名でも美人でもないけれど、
エスターAnna Maxwell Martin
役にぴったりの良い味を出しているし演技力は文句なし。ハリウッドならば絶対にキャストしていない女優だろうなぁ〜。

ハリウッドが作った「Pride and Prejudice(傲慢と偏見)」はがっかりであったよ。
kiera knightley
アメリカは何かと今流行りの俳優をキャストすればボックスオフィスヒットになると思っているんと違うか。

その点BBCが作った「Pride and Prejudice(傲慢と偏見)」は良かった!
BBCの傲慢と偏見
Lizzie役のJennifer Ehle。大人の女、分別と理性、優しさに満ち溢れる役柄にぴったりのキャストであったし、ミスターダースィーも決してハンサム マッチョーじゃないけれど、ちょっと恋にぶきっちょな実直な性格が上手に出ているキャストであった。

今夜はこれから最終回。もう直ぐ始まるところです。


イギリス映画ファンに是非観て欲しい映画。
Bleak House(荒涼館)

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