私の実家は商いをしていたので、両親はいつも忙しく、家族の誕生日祝いをすることはうるう年に一回もないくらいでした。 小学校4年の時、一度だけ母は私の同級生を二人呼んで、お誕生日会をしてくれた事があります。その年はこの二人のお友達のお誕生日に呼ばれたので、母はそのお返しのつもりだったのでしょう。

お誕生日のお祝いをしない習慣は大人になってからも続き、私がアメリカに来てからも、偶々思い出してくれた年以外は、電話もありませんでした。 だからと言って、決して家族の愛情が浅かったわけではありません。
インターネットが無い時代には、一週間に一度は両親の会話テープを送ってくれる程なのに、「あぁ〜この前はあんたの誕生日だったね。それで今年はいくつになるの?」ってな感じでした。

こうなると自分の誕生日も忘れてしまいます。(笑)

夕べ8時頃、コロラド州に住む義理姉から私に「ハピーバースディー」の電話があった時、一瞬誰の〜?なんて思ってしまいました。30分程近況の情報交換をしてから電話を切ると、その5分後に義理姉からイーメール。

「本当に本当にごめんなさい。本当に長い間、弟(じいさんの事)に我慢してくれて感謝の気持ちで一杯です。私達(義理姉夫婦)は貴方が(chiblitsの事)大好きで家族の中でも特別な存在なのです。
ところで、先月の20日は貴方達の34回目の結婚記念日だったのよ。」

これには大笑いしてしまいました!
お誕生日をとても大切にしている義理姉には夫が妻の誕生日を忘れるなんて、考えられないのでしょう。そして結婚記念日も忘れたと思ったのね。
はい、二人とも忘れてた!(爆)

お誕生日を忘れられた事、私には全くこたえないのだけど、でもあのA型の性格に我慢してきた事は自分でも表彰ものだと思ってる。

義理姉はCCで同じメールをじいさんにも送っていた!

それに対して、じいさん、一言。

「34回じゃないだけどなぁ〜」

貴方は家族のお誕生日を必ずお祝いしますか?





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