最近は自閉症のことが段々一般にも知られて理解されてきましたが、医学的にはまだまだ分からない事ばかりだそうです。そして勿論その治療も未だ良くわからないのですが、つい最近見たニュースは一人のティーンエージャーのお話です。 双子で生まれたカーリーは1歳半のときに強度自閉症と診断され言葉も話せません。強度行動障害(頭をぶつけたり、自分を叩いたり)で両親とは全く意思の疎通ができない状態でした。ところが11歳の時にセロピーでパソコンを使ったら、喋ることも書くこともできなかったカーリーが、突然「痛い 助けて」とタイプしたのでセロピストも家族もびっくり。その時までセロピストも家族もカーリーが言葉をスペルできるとは知らなかったのですから、家族の驚きはどれ程のものであったでしょう。

それからカーリーは自分の気持ちをタイプして表現する事を学ぶのですが、その文には心を打たれます。

このニュースを見て、一番感動したのはお父さんの言葉でした。
週40時間のセロピーを受けても改善しないカーリーを見て周りから施設処遇を勧められるのですが、
「子供を施設に入れてしまうなんて考えられなかった。それにカーリーの目を見ていると、そこには奥深く知性も知能も見えていた」と最後まで自分の娘を信じている姿に心を打たれて涙が出ました。

重度知的障害ありと診断されたカーリーの頭の中には専門家にも見えなかった知性があり、能力があり、そしてそれを最初から信じて見えていたと言うのは親の愛だけでしょう。



お父さんにカーリーは
「自分を信じていてくれてお父さん、有難う。いつも本を読んでくれて有難う」と返事をしています。

でもカーリーは言葉を話せるようになったのではありません。
が、自閉症には難しいコミュニケーションができるようになり、今は小説も書いて、自分のウェブサイトを持ち、世界中の人とtwitterもしているそうです。

カ-リーのHP 
カーリーのtwitter

ここにもコメントを残してくださる方にも自閉症の子供さんを持ったお母さん達がいらっしゃいます。
今回はね、皆さんとコラボでリンクです。自閉症のことを沢山書いていらっしゃいます。

カルフォルニア州、サンディアゴのSandie/自閉症児の挑戦さんは明日記事をアップだそうです。
オーストラリアのくまこさん


この世界には未だ自分の知らない事ばかりです。
自閉症もそう。少しでも多くの人が自閉症のことが分かりますように。



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