1年ほど前に我が家の近くに小さな中華料理屋が開店しました。
とても美味しいレストランです。 今までの中華料理とはちょっと一味違う感じで美味しいのです。他の中国人もそう思うのでしょうか、週末も平日も盛況。

何度か行くうちに、面白い事に気がつきました。
火曜日と水曜日は同じお料理でもいつものように美味しくないのです。 
シェフが変る日なのでしょうか。
同じ材料、多分同じ分量で作っているはずなのに、どこかが違うのです。

考えてみると
自分で作るお料理でも同じものが美味しかったり、美味しくなかったりその時によって大分違うと感じる時があります。
材料はいつも新鮮な物を使う事を条件にしても
食材を投げ込む寸前のフライパンの温度
油の量
その時のお野菜の水分量
ちょっとした変化でいつもの味にならない時があるのです。
 
フライパンの上でお野菜が水分を飛ばす速さ
キャベツにどれだけの焦げをつけるか
水が出る前に仕上げる手早さ
その為には絶対に大切なフライパンの温度コントロール
そして何よりも大切なのは
フライパンの大きさと食材の量のバランス

フライパンの大きさまでレシピには書いてないけれども
こういう点を見極めながら料理するところが
料理人の腕が現れるところなのかも。
単なるキャベツの炒め物が同じフライパンを使って同じ油の量を使っても作る人でたかがキャベツにならないのは
そういう違いなのかもしれません。

要するに料理上手というのはいつ作っても安定した味を出せる人のことでしょう。
そう考えると私の料理なんて酷いものだ。
その点アメリカ料理のキャセロール類は一度に沢山できて失敗が少ないですけど
中華料理は矢張り難しい。



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