私が初めてアメリカに来たのは1966年でした。 初めてのアメリカのクリスマスはモンタナ州の人口たったの1万5千人(この数字は記憶が確かでない)という小さな町でした。 何故かその年はクリスマスイブまで雪が降らず、ホワイトクリスマスは体験できないのかなとがっかりしてたら夜になって雪が降り始めてクリスマスの朝は素晴らしい樹氷を見ることができました。 家の中は暖炉の火が燈り、その日は自分がアン・シャーリーになったような気分で日本の両親に手紙を書いたのを思い出します。

そしてアメリカに初めて家を買った時、暖炉の火を燈すのが待ちきれない気持ちでした。 一番下に新聞紙を丸めて、その上に庭で拾った松笠を置き、薪を重ねて新聞紙に火をつけるのです。 子供達と棒にさしたマシュマロを焼いて食べたりクリスマスカードを書いたり暖炉の火は冬には欠かせないものでした。

でもこういう楽しみは過去のものになってしまいました。 冬の間、天候の具合で暖炉使用禁止令が出る日があります。 そして今年の12月25日は暖炉使用禁止令が出ました。暖炉使用禁止令が出るとカウンティーのポリス10人が住宅街の写真を撮って調べて回ります。 初めての違反者は警告をもらうだけですが、2度目からは400ドルの罰金です。 場合によっては1000ドルを超える時もあるとか。

気温が下がり、風が弱いと燃える薪から一酸化炭素、ダイオキシンまで放出されてシリコンバレー(谷間)の空気下層に溜まり、地球温暖化よりもむしろ健康に悪いと書かれてあります。 喘息、慢性気管支炎、心臓、喉、鼻、目にも悪いそうです。サンフランシスコ湾周辺には1.4ミリオンもの数の暖炉があるそうですから、これが全部燈ったら大変なことですね。 自分だけは良いだろうと思うのはやめましょう。

シリコンバレーの皆さん、暖炉の火はつけないようにしましょうね。



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因みに夏はバーベキュー禁止令の出る日があります。

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