福島県いわき市の「マスクアクション」からのお願いです。
子供達を放射能のついた花粉から守りましょう。
朝日新聞 「被曝予防に花粉マスク有効 セシウム通さず 東大実験」

下は「マスクアクション」からのリクエスト商品です。 協力業者さんから直接学校に送ってくださるそうです。 勿論海外からの注文OK.

超強力防御マスク
すっきりフィット立体マス




署名のお願い
3月2日までです 
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↑こちら
で署名をお願いします。




「私の仕事は何かおかしい」 
      
 カリフォニアにはこんな素晴らしい“この世の楽園“があります。
皆さん、聞いたことがありますか?
ここの会員になると生きる心配はいらないが、死ぬ心配がいりそうである。

3食無料、無料二人部屋、カラーテレビ、シャワー無料、衣類洗濯必要なし、どんな病気にかかっても医療費無料、交通事故の心配なし、信号機無し、減量保証。働きたくなければ、働かなくてよし、働きたければ、仕事いつでもあります。もちろん給料は払います。ただし、安いです。ここの会員はアリゾナや他の州の”この世の楽園“には行きたくないという。待遇や施設がカリフォニアに比べたら、悪いからだそうである。

 至れり尽せりの運動施設もある。野球場、テニスコート、バスケットボールコート、卓球場、バレーボールコートなどなど何でもある。使用料もちろん、無料。大きな病院もある。私が一番興味を持ったのは確実に減量保証していることである。どんな肥満体でも必ず、すっきりした理想の身体に戻ること間違いないです。お太りで悩んでいる方、減量で苦しむ女性にも最適なところのようである。お太りさんを大量生産しているアメリカの食生活、この楽園の献立を真似たらどうでしょうか。
 
こんなに至れり尽せりの無料サービスをして元がとれるのだろうかと聞いてみたら、アメリカ建国以来200年以上も続いているという。この“この世の楽園“はいったいどこにあるのか。アメリカ全国に数え切れないほどある。カリフォニアにも数え切れないほどある。私は実際に見に行ったことはない。会員にならないと中は見学できないという。この頃は会員が増えすぎて、まじめな会員は会員を取り消されて追い出されるのが増えているという。

先日隣のニックが嫁はんの車の修理にきてくれた時のこの話を彼から聞いた。
ニックは高い家のローンの支払い、カレッジへ行っている二人の子供の車のガソリン代、保険料を払うために土曜日、日曜日はアルバイトまでしている。もちろん彼の妻もふたつの仕事を掛け持ちで頑張っている。彼は州の仕事をしているが、金融危機で、州は彼の給料の20%をカットしたという。食事代、家のローン、生活は苦しそうである。

 皮肉なことに、ニックは今この世の楽園で住んでいる人達の建物のメインテナンスとして働いている。ほとんど無料完全完備のここでは店はない、あるのは飲み物の自動販売機があるだけ。でも何でもほしいものは金さえ出せば内緒で買えるらしい。贅沢品は高い。たとえば、100ドル前後の携帯が500ドル、タバコが1箱25ドル、と贅沢品はものすごく高いらしい。その贅沢品を買うためにこの世では考えられない安い時間給、1時間25セントから1ドル25セントの仕事をせっせとして、せっせとお金を貯めて、贅沢品を買うらしい。

店がないから手に入れたい品物はどこから入ってくるか?
それは塀の外から投げ込まれるそうです。これで皆さんわかったでしょう、この世の楽園は刑務所です。この敷地の中には面会に来る人が泊まれるアパートもあり、受刑者は面会人と一緒にそのアパートで過ごすこともできるそうです。
二人部屋の鉄格子ドアの鍵は各人が持っていて、昼間はいつでも出入り自由。
ドアの上下で鍵が開け閉めできるようになっており、夜はポリスが外から閉めて開かないようになっている。

助べーの私はセックスはどう処理するのかと、聞いてみると、男同士はゲイになり、女同士はホモになり、何の不自由もないという。ああ、怖、ああ、怖!!なんぼ助ベーの私でもこれだけは嫌である。この世の楽園は異様な社会でもありそうだ。

部屋にはヒーターと冷房はないけど、扇風機ははあるとのこと。冬の寒い日は身を寄せ合い、身体を抱き合いするからヒーターもいらないのだろう。生活費、医療費が要らないから、冷房は贅沢や、扇風機で十分。ニックはこの建物のメインテナンスですから、夏の暑い日など華氏120度(摂氏49度)以上もする蒸し風呂の中みたいな天井裏で、電気の配線の修理もする。そんな時に、下の部屋で受刑者が回す扇風機の涼しそうな音が一番憎らしいという。

アメリカは囚人を大事にしすぎだ。刑務所ではない、あれは楽園だという。
では私が試しにあの楽園に入るにはどうしたらいいかと聞くと、一番簡単な方法は夫婦喧嘩して、少し嫁はんの体に触っただけでは入れるという。
ニックはぼやく、私は悪いことをした人達のために働いている。
フリムン徳さん   2009年8月31日

プリムン徳さんはエッセイ本「フリムン徳さんの波瀾万丈記」を出版されています。

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今日も最後までフリムン徳さんのエッセイをお読みくださり有難うございました。 そして応援 ↓ も有難うございます。
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