ベークセール用のハムスと黒糯米饅頭ができました!
赤パプリカのハムス
トマティヨと赤パプリカのハムス

2012_03_16_hummus

それと例の黒糯米饅頭の3種類です

2012_03_16_manju

30名の出品者だそうです
沢山の美味しい物が並ぶでしょう
現場はきっと物産展のようでしょうね
楽しみです
ではこれから売りに行ってきま〜す!




場所をわきまえる猫

 私の猫は私のいる部屋ごとで私に対する態度を使い分ける。名前がフリムン太郎と私のフリムン徳さんからフリムンをとって名づけたのであるが、フリムン(アホ)ではなさそうである。

 私はエッセイがうまく書けない時は居間へ行って、ソファに座り、テレビをなんとなく眺めながら、アイディアを練る。良いアイディアが浮かばない時は、猫を無理やり捕まえて、撫で回した。だから、猫は私が居間のソファに座って、テレビを見ている時は、猫の手が届くところじゃなく、私の手が届くところまでは近寄ってこない。私の手が届くか届かんぐらいの所へ来て、「俺は、あんたが、乱暴に私を触りまわすから、これ以上は近寄らんのだ」と尻尾を振って、尻尾言葉で言っている。

 買い物から帰ってきて、玄関のドアを開けると、まん前に4つの足を広げて、仰向けになっている。「俺の、お腹を掻いてくれ」である。私はかがんで手では掻かない。立ったまま足でお腹をさすってあげる。手でさすると、私に捕まえられるから、逃げるのである。完全に私の考えをお見通しである。キッチン、居間、風呂場ではなるべく私から距離をとって私を眺めている。

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ところが、ベッドルームのコンピューターに向かって椅子に座ると、猫の態度はがらりと変わって、恋人同士のような態度をとる。私の座っている椅子の足元の周りを2、3回回ってから、私の膝に「ヨイコラショ」と重たい身体で飛び乗ってくる。私がコンピューターを使っていると、自分を擦りまわすのができないとわかっているからだと思う。膝の上で、私の顔を物足らなさそうに眺め続ける。もう私はわかっている、「俺の顎をなでてくれ」である。コンピューターの手を休めて、顎をさすってやると、うつろな目になって、いかにも心地よさそうである。フリムン徳さんが、片思いのオナゴはんを眺めていた目もこんな目かもしれない。私はどうして猫が顎を誘ったら嬉しがるのか、深く考えてきたが、フリムンの私の頭では答えが見つけられなかった。とうとう、インターネットの世話になって「顎をなでる」で検索で調べてみた。  
  ありましたがな、ありましたがな。

1、顎を触ったり、顎を突き出すのは高慢な態度。自分の立場が上だと思っている男の人。でもうちの猫はフリムン太郎と男の名前だけど、メスだから、これは当てはまらない。次に出てきた、ぴったりに近い回答が出てきた。

2、あごを相手の身体に乗せるのは信頼感の現われ。 

恋愛時では、付き合っている男性と女性、彼氏や彼女の恋人同士、結婚している夫婦など、親密な深い仲にある男女は自然と相手の体にあごを乗せる事があります。あごは実は人間の急所で、ボクシングで言えば当たりにくいもののアッパーをされれば脳が上下に揺さぶられ一撃で倒されてしまいます。それほど危ない弱点です。それを相手に身を任せるのは強い絆、好意の表れです。また、好きな人に甘えたい時もこのような振る舞いが出てきます。人だけでなく、動物、犬や猫でも信頼関係にある人間の家族や同種類の仲の良い友達のイヌやネコの体や手、足などの上にもアゴを乗せることがよくあります。アゴを乗せるというのは非常に密着度が高いので相手に対する強い愛情表現のコミュニケーションなのです。

フリムン太郎はフリムン徳さんに惚れているのかもしれない。「フリムン太郎さん、私は、猫ではなく、オナゴはんに惚れられたいのですよ。」

by フリムン徳さん
プリムン徳さんはエッセイ本「フリムン徳さんの波瀾万丈記」を出版されています。

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フリムン徳さんのエッセイを最後までお読みくださり そして応援を有難うございます。
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