【賛同・署名 締切:7/31午後22時】 国連「健康に生きる権利」特別報告者の勧告を支持します。
日本政府は勧告を受け入れて/原発被害者の「生きる権利」を保障してください。
抜本的な政策の見直しを行ってください。
こちら
ちょびこさんからお願い:
炎天下に黒い袋に入れられて雨でびしょびしょになって捨てられていた子猫です。
姫路市、倉敷市まで受け取りに来られる方、またはどちらかから日帰りで往復できる範囲にお住まいの方(例えば広島市)引き取っていただける方はご連絡下さい。 umakiko3(あっとまーく)hotmail.com
黒ちゃん(メス)

白ちゃん(メス)


So Far From The Bamboo Grove
近くの図書館からSo Far From The Bamboo Groveという本を借りてきました。
竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記
ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ (著, 監訳)
So Far from the Bamboo Grove
Yoko Kawashima Watkins (原著)
1945年日本の敗戦時 北朝鮮から母と姉(16歳)と著者Yoko(11歳)の3人が壮絶な体験をしながら祖国日本に辿り着き、その後も引揚者として悲しくて辛い生活を送った少女Yokoの自伝です。
見たこと 起こったことが素直に12歳の少女の心と飾らない言葉で書かれています。
それだけに言葉が心に響きます。
ぽつぽつと落ちてくる涙がページを濡らしてしまいました。
慌てて拭いたページをよくみると
涙の跡で紙が波を打っているのです。
きっとこの本を読んだ皆さんが同じページで涙を流したのでしょう。
読み終わって娘に読んで欲しいと思いました。
この本を読んで少しでも強く生きる力がもらえたらと思ったからです。
著者Yoko(11歳)と姉(16歳)の生きる強さは感動ものです。
こんなに強くなれるのは若いからでしょうか。
生まれて持った性格なのでしょうか。
戦後の大陸引揚者達の過酷な歴史を生き抜いた自伝でもありますが
どんなに死に近い目にあっても
人としての気高さを失わない少女の生き方が心に残る本でした。
二人の姉妹が口喧嘩をしながらも
お互いを労わりながら強く生きていく姿は胸を打たれます。
アメリカでは学校教材として読まれている本だそうです。
韓国系アメリカ人が教材として使うことをボイコットしたそうですが
政治的な意図がある本ではありません。
とても公平に書かれた本だと思いました。
戦争は人間同士の殺し合いという異常な状況の中で人間が人間でなくなる。。。
これは国を問わずに陥ってしまう現象です。
母を守ろうとする11歳の少女を殴る日本の憲兵もいるし
命をかけて日本の青年をかくまってくれる韓国人も書かれています。
平和の大切さを思い どんな悲惨な状況に見舞われても
これだけ人間は強く生きていけるのだと
勇気や強さをもらえる本でした。
自分の病気で悩む娘に読んで欲しい。
そして私もこれから来るであろう色々な心配事にも
この少女達のように強く立ち向かっていかなくてはと思いました。
最後までお読みくださり有難うございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。


コメント
コメント一覧 (21)
私がやはり日本人だからか、このお話を、読むと本当に涙が出て、心が痛くなります。
娘にもこの本を読んで、色々感じて貰えたらなーなんて思っていたのですが、同じ本を読んでも感じ方は色々あるのだなーと改めて思ったりしました。
それでも、普段はなかなか読むことがない心を揺さぶられる本だということは娘も認めていたので、それだけでも、価値があったかなーと思っています。
チャビタさんにこの本を紹介していただいて、何だかとても嬉しかったです。
息子は先日アイスランドから元気に午前12:30に帰宅しました〜。それで翌日は休みか?と聞いたらいつも通り8:30登校でしたわ、厳しい〜。でもね帰宅後「お風呂に入る?」って聞いたら「今日帰る前にアイスランドのスパで入ってきた。」そうな!何じゃそりゃ?何でも外のブルー・ラグーンというスパで、入る前にどろどろの白い粘土みたいな泥を体中に塗って乾かして落として風呂に入るとお肌がすべすべになるそうな、ホンットすべすべしてましたわ。(笑)しかし当日風呂入って帰ってくるなんて、あいつらはオッサンか?
今日教会の70歳のMaryとStewartの家の猫が21歳って聞いて吃驚しました。その猫隣人が前の持ち主で、当時よく彼女の家に逃げてきてたんですって。(隣人は虐待してたんですよ!)その頃は尻尾が何時も下がっていてmuteだったそうです。そしてすったもんだの十数年後、彼らの家に引き取って育て始めたら、段々尻尾が上がってきてずっと上がったままになって、しかもちゃんと鳴く様になったんですって!もう感動しましたよ。彼女のお友達の猫は26歳だそうですよ、それも凄いですね。
はらさんの長生き猫達の話もビックリです。犬の寿命は10歳くらいと思っていたのに、もう間も無く17歳になるちびちゃんに驚いていますが、猫の寿命って長い!!妖怪ネコマタってそんな超長生きの猫から想像されたのでしょうね。
猫ちゃん達の事をいくつか里親サイトに載せてもらっていますが、なかなかですね
でも残念ながら、母は無口で何も聞けませんでした。というか会話自体なかったです。
きっと戦後は大変だったことでしょう。
竹のスケートで水たまりの上を滑ったとか、草の根っこまで食べたとか、そういうちょっとした話は聞いたのを思い出します。
時々、韓国の歌もうたっていました。
母はもう亡くなりましたけど、当時の人はとても逞しかったのでしょうね。
祖父からも地面に転がったおにぎりを、最後のおにぎりを、砂を払って食べたという話を聞きました。
満州に行っていたらしいです。
もう戦争はたくさんです。
私は戦争を知りませんけど、罪のない人が一部の人の策略でもって殺し合ったり、弱い者や子供たちが殺されるなんて、あっていいはずがないです。。。
私もこの本を読んでみたいと思います。パリにbookoffがあるので探してみます。
この本は子供側から書いた本なのですね。
Chiblitsさんはご存知かもしれませんが、引き揚げの母親の苦労を書いた、藤原ていさんの流れる星は生きている、私はこれは母親って凄いなと思った本です。
満州から3人の子供を連れて帰ってきますが、上が5歳ぐらいで下の子は赤ちゃんなんですよ。 次男の藤原正彦さんは日本でも数学者として知られていますが、私は長男の正宏さんが幼いのにお母さんを助けようとする場面で感動しました。 本当にこんな小さい子がって涙がとまりませんでした。
この本でも出てきますが親切な韓国人もいます。
中国の残留孤児でもそうですが、敵国の子供を我が子のように可愛がって育てた中国人も沢山いますよね。
本当に戦争って嫌ですが、今でもしている国があって悲しいですね。
戦争で、中国に行き、捕虜になりロシアに連れていかれ、3年後開放され日本から船が、2年待ちの為、諦めたそうです。
「日本に帰りたいけど帰れない」と涙ながらお話をしていました。
他に、中国から引き上げる時両親とはぐれ、中国人の方の養子になって、本当のご両親と会ったのが、20才を過ぎてからだったとお話されていました。
ご両親が亡くなられた今でも恨んでいるとも話されていて、テレビの前で泣きましたよ。
戦争では、私達が想像している以上、色んな事がおこっていたとはしりませんでした。
今、日本は平和だし、生まれてきた時期も貧乏だったけど、幸せに暮らしていることに感謝ですね。
幸いこちらの図書館にも置いてありましたのでさっそくHoldしました。
ご紹介ありがとうございました。
〜コロラドより
私の感想なのですがこの本は確かに12歳の少女の気持ちが書かれていますが実際に書かれたのはYokoさんが大人になってからですから私は中学生対象よりもむしろ大人の本と思ったくらいです。 あとでアメリカの教材に使われたと分かってびっくりしたくらいでした。
きっとお嬢さんも大人になって読まれたらまた違う感じ方をするかもですね。
娘はオンラインでお友達とブッククラブを作っているのですが次回はこれを読むことにしたといって昨日は図書館から借りてきたといっていました。娘がどんな風に感じるのか私も興味津々です。 私との感じ方もきっと違うでしょうね。 娘は33歳です。
是非是非読んでください。 本当に良い本でした。 いじめも出てきます。
本当に戦争を生き抜いてきた人たちってすごいですよ。年齢にもよりますよね。今何かがあったら私が一番先に逝くかも。 もう元気ないですもん。
泥温泉ってカリストガにもありますよね。 こちらのは白い粘土ではなくて本当に泥です。 でも温度がバクテリア醗酵温度で衛生が問題になっていました。我が家は温泉がすきなのは娘と私だけ。 じいさんと息子は日本の浴槽にも入らない人種でしたよ。
長生きする猫がいるんですね〜。猫のほうが長生きですね。 26歳の猫は初耳です。 ギネスブックにのりそうな年齢ですね。
そうそう 今朝ちょびこさんからメールが来ていて一匹は里親が決まりそうですって!!良かった〜〜
今朝メール見ましたよ!良かったですね! 最後まで決まるといいですね。
このYokoさんの本はもうだいぶ前にアメリカで英語で出版されているのですが和訳になったのは今年みたいです。 どうしてこんなに良い本が今になって出版されるのか不思議です。今までは日本政府から許可されなかったのでしょうか。
大きな犬の寿命は小さい犬よりも短いと聞きました。セイントバーナードのようなおおきなのは8歳くらいらしいです。でもラブラドールのように大きな犬でも16歳とか18歳とか聞きますよ。犬の医学も進歩したのでしょうね。 里親詐欺???? それはなんでしょう。ネットで調べて見ます。
そうなんですか!
北朝鮮からなら凄い距離でしたね。 あまりにも辛い経験は思い出したくない気持ちがあるからでしょう。そして特に戦後はこういうことを書いてはいけない風潮があったのではないでしょうか。草の根っこまで食べた。。。矢張り辛い思いをして引きあげていらしたのですね。Yokoさんも11歳まで育った国ですからきっと懐かしく懐かしい思い出がたくさんあるのだと思います。お母様もきっとそうだったのでしょうね。 お話を聞けなかったのは残念でしたね。 本当に戦争はもうたくさんです。 でもエジプトも中近東では大変なことが続いていますね。平和を願う人たちの方が圧倒的に多いと思うのですが。
里親詐欺はどこでもあるみたいですよ。アメリカでも動物の愛護団体から注意を促す連絡が入った事があります。子どもを使ってまでして安心させて引き取った動物を、闘犬の練習用に使ったり、虐待の対象にしたり。だからただで引き取ってもらうのはやめるようにと言う内容だったと思います。ASPCAだったかな。
私の祖母も引き上げの体験者だったそうです。いつも横着で、兄弟とともに困らせてばかりだったのですが、80近くになった時に初めて話してくれました。
明治生まれではあるけれど、なんと初恋の人が忘れられず、名家に嫁いだにもかかわらず家出をして追いかけて満州まで。でもその人はもう家庭をもっていて思いはかなわず。家にも帰れず、従軍の看護婦として働いている時に終戦、引き上げる時に家族を亡くした軍人さんと一緒になってやっとの思いで帰って来たと、映画のような話をぽつぽつとしてくれました。話してくれたのはその時だけです。後は聞いても口をつぐんだままでした。
以前ベトナムやカンボジアで体験者の話を聞いたり、義父の出身のイタリアの山村でのパルチザンの話とかそれぞれが辛い話をされます。どちらの側に至って戦争は関わった人たちすべてを傷つけます。平和な世界を願ってやみません。
こんばんは!
今日娘と話していたのですがこれは100%自伝ではないと言っていました。少しフィクションが入っているのでセミ自伝かな。
流れる星は生きているは読んだことがありません。図書館にあるか探して見ます。引き揚者の話はこれが2度目です。この前は「万里子の旅」を読みましたがこの本も一人の女性の記録でこちらは全てノンフィクションです。
どの国にも悪いことができる人間と良心のある人と両方いるんですね。悪い人のほうが強く出るのでどうしても悪に負けてしまうので戦争が絶えないのでしょう。
未だ帰れない日本人がいるのですね。そのドキュメンタリーを見たいです。そういう日本人は日本政府が日本に戻してあげる責任があると思うのですが。
そうして今でもうらんでいるといっているのですからきっと幸せな60年ではなかったのでしょうね。私も戦後生まれで戦争を知りません。アメリカ人も今でも戦争中ですが戦場に行っている人しか戦争を知りませんし一般人は無関心です。アフガニスタンやシリアからヨーロッパに逃げてくる子供たちのドキュメンタリーを見ました。犠牲になるのは子供たちですね。なぜ人間は戦争をしたいのでしょうね。
いつもご訪問ありがとうございます。
図書館にありましたか! 私も次の本をHoldしました。 My Brother, My Sister, and I というのは次にもう少し大人になる段階のお話ではないかと思いますけど、この家族がこの後どうなったのか知りたいので本が来るのが楽しみです。
決まるといいですね。
里親詐欺ってそんなことだったのですか! 虐待の対象に!絶句です。
お祖母様は情熱的な方だったのですね。当時にしては珍しいことだったでしょう。
つらい事は忘れたいと思うのが自然でしょう。思い出したくもない事ってあります。カンボジアも大変な時期がありましたね。 「カンボジアわが愛―生と死の1500日」は本当に信じられないくらい恐怖のポルポト政権による虐殺がかかれてあります。これを生き延びた一人の日本女性の手記です。戦争は本当に恐ろしいです。
この本はだいぶ前に書かれているんですよね。私は未読なのですが、翻訳こそされなかったようですが、日本でも話題になってたのを覚えています。Chiblitsさんのおっしゃるとおり、アメリカで教材になっているのを韓国系アメリカ人の猛反発にあって、教材からはずされた、っていうニュースでした。で、作者さんは、とても困惑されてて、「どこの国でも悪い人もいれば、いい人もいる、戦争の悲惨さを伝えたいのに・・」といったようなコメントをされてたような・・。私のようなボンクラでも目に留まったくらいなので、決して小さな扱いではなっかたと思います。それが最近、翻訳が出たので、へえ〜と思っているところでした。私も読んでみようと思います。
余談ですが、当時、どこの出版社も翻訳に手を出さなかったのは、やはり、アメリカでの出来事を踏まえて、韓国(人)との余計な摩擦を防ぎたい、というか、ちょっと面倒が起きないとも限らない本だったからじゃないかな〜と、私は勝手に邪推(?)してます・・。
英語の初版は1986年だったのですが邦訳は今年初めて出版されるのだそうです。
Yoko Kawashimaさんは1986年に初版を英語で書かれてアメリカで出版されているのですね。へ〜〜日本でも話題になったことがあるのですか! それはいつごろだったのでしょう。
クーラーさんが仰るとおりと思います。きっと出版社が本宅に出をださなかった理由は政治的な理由だったのでしょう。 そして今年になって翻訳されて出版というのは今の政治が憲法を変えたいという方針やら自衛隊の任務のことやらちょっと利用されているような気がするのがとても残念です。 こんな政治に関係なく早く出版してほしかったですね。